「酵素のムダ使い」とは?便秘につながる5つの落とし穴

体内には胃液など「消化酵素」と、糖や脂質の代謝にかかわる「代謝酵素」があります。

体内で作られえる酵素は無限ではなく、一定の範囲内で作られているため、暴飲暴食などで消化にどんどん使われていくと、代謝を上げるために必要な酵素が低下してしまいます。

これらの酵素をバランスよく使って代謝を高めていくことで、便秘の解消や腸内環境の改善、エネルギー代謝向上につながります。毎日の生活に隠された注意すべきポイントについてご紹介しますので参考にされてくださいね。

[1]夕食は早めに完了を

午後8時から午前4時までは、体内に取り込んだ栄養素を代謝して使っていく時間帯です。さらに就寝中には成長ホルモンなど身体機能に必要なホルモンの分泌が行われます。そのため夕食後から就寝の時間までに身体は時間が欲しいですし、布団に入って体を早く休めて熟睡してほしいわけなのです。

ここで夜遅い時間に食事をすると消化機能はずっと起きていなくてはなりません。酵素も使われてしまうため代謝のための酵素を用意できなくなります。消化酵素ばかりが消費されると、代謝酵素の余裕がなくなってしまうのです。

[2]朝起きた時に

食べ物の栄養素は小腸で吸収され、残りは大腸に送られてさらに分解され、水分が吸収されていきます。その不要分が便となってまとめて排出されますが、寝ている間に水分を摂れなかったため、朝は大腸も水分量が減ったままです。

朝起きたら水分を摂って腸が活動しやすくなるよう手伝いましょう。水分を摂りながら軽くストレッチをするなど、腰周辺を動かしておきます。体幹をゆっくりねじる動きは、腸へ刺激を与えてくれます。

また、腰には便通に効くツボがあります。どのツボを押すのかな、と意識していなくても背骨の両外側をグーで押してみると心地よい部分があるはずです。便秘気味のとき等、押してみて心地よい部分を押さえてみましょう。

生理痛で痛む時期も、コリを感じる部分があれば、ほぐすように押してみると痛みに効果のある場合があります。腰のマッサージとストレッチでお通じ対策していきましょう。

[3]過食

ダラダラ食べ続ける生活で、空腹になる時間がない生活をしていると、血糖値もいつも上がったままになってしまいます。消化の準備を常にしておく必要があるため、代謝酵素も足りなくなるのです。

ダラダラ食べ続けたり、多く食べ過ぎる生活が習慣化してくると、血糖値がしっかり下がる時がなくなり糖尿病のリスクも上昇します。病院指導で血糖コントロールになると、今の生活よりも格段に苦しい空腹生活を送ることになってしまいます。

[4]食後の過ごし方

食べた直後は血糖値の上昇を緩めるため、歩き回ったり後片付けなどしながら軽く動くようにします。

そして運動については空腹になりそうな時間帯に行いましょう。脂肪の消費には、ストレッチやヨガ、階段の昇り降りや有酸素運動が役立ちます。運動直後はカロリーを消費している真っ最中ですので、食事まで少し間を空けるようにしましょう。

サプリメントで酵素を取り込むときも、この空腹時がおすすめです。食事の30分くらい前に酵素サプリを摂り、その後で食事にすると、酵素たちが待機してくれているため効率よく消化酵素が働くというわけなのです。

[5]動物性たんぱく質の過剰摂取

唐揚げ、トンカツなどの美味しい食べ物には脂分が多く、消化に大量の酵素を必要とします。食べ過ぎなければ、肉も魚も滋養の高い優れた食品なのですが、食べ過ぎてしまうと消費しきれない動物性たんぱく質が腸内に残って便秘がちになり、体臭の原因にもなります。

便秘中、腸内は不要物が溜まってガスも発生しますので腸壁から血液に流れていく際に、血液にも不要分が含まれます。この汚れた血液が流れていくと解毒のために色々な臓器が働くので、内臓は疲労し代謝がさらに低下するとも言われています。

そうなるとスイーツ類にも注意が必要ということになります。スイーツ類に含まれている砂糖、ショ糖などは「二単糖類」と呼ばれ、同じパターンで消化に負担をかけてしまいます。消化に時間もかかり、その分、代謝に関わる酵素の方は低下してしまいます。甘いものは何でも、食べ過ぎには注意しましょう。

血液中の余った糖は、体のたんぱく質と結びついて老化物質に変化するなど「糖化」を起こします。糖化が起こると、肌や内臓も含めて全身に老化が進んでしまいます。

さいごに

美味しい物は食べていきたいものですが、体内では必死に酵素たちが活動しているのですね。過食気味の食生活が習慣化してしまうと、内臓に負担もかかりますし、年齢によって酵素の量も減ってくるため対応できなくなってしまいます。

食事を楽しみたいのであれば、一方で適度な運動を心がけ、甘いものや動物性たんぱく質を摂りすぎないようにすることが大切です。運動や過食を防ぐことで腸内環境も良くなってきます。そして規則正しい生活を心掛けて胃腸を休める時間をしっかり確保するようにしましょう。